甦るチューリング ― 2005/03/28 21:17
コンピュータを使う人に是非とも読んで欲しいのが甦るチューリングです。 チューリングマシンとかチューリングテストとかは、 ちゃんとした情報理論の基礎教育を受けていれば知っているはずだけれど、 コンピューターを道具として使っている人はどうやら知らない人が殆どっぽい。
文房具として使っている人は、まぁしかたないところもあるんだけれど、 特に話をしていてとっても疲れるのが、物理・化学とかのサイエンス畑の人と人工知能畑の人。 サイエンス畑の人はコンピューターサイエンスはサイエンスじゃないと公言してはばからないし、 人工知能畑の人は手段と目的とを取り違えてる事に気づいてないし。
チューリングが目指したのは「人間のように思考する機械」であって、 チューリングマシンとは思考の中で計算をエミュレートできる機械として考案された物である。 人間の思考には計算以外もあって、計算だけで思考が構築できるとは限らない。 つまり思考する機械は計算もできるけれども、計算できる機械が思考できるとは限らない。 それが証拠にチューリングは晩年チューリングマシンではできない事ができるマシンの研究に移っている。 本当の人工知能研究とは、計算機ありきで考えちゃいけないはずなんだが、 人工知能の人はそれに気づいて無いっぽい。 私もよく忘れるので人の事は言えないが…
チューリングの遺志をついで、思考する機械を作りたいとは日々考えているけれど、 能力が全然足りないみたいです。切腹〜
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